【四季折々の花 ⑦ 】

投稿者 若宮 うらしまそう さん

カラタチバナ(百両)

カラタチバナ(百両)

 常緑小低木で高さは20~70㎝程、7月頃葉腋から8㎜の白い花を10個程つけます。全体の姿はマンリョウに似ていますが、果実はマンリョウよりも大きく(直径6~7㎜)11月頃に赤く熟し、翌年4月頃まで残っています。
 最近の園芸品種には白実(シロミノカラタチバナ)や黄実があります。

 正月の縁起物として飾る赤い実のなる植物として千両、万両、南天はよく知られていますが、一両:アリドオシ(蟻通し)の別名、十両:ヤブコウジの別名、百両:カラタチバナ(唐橘)の別名、億両:ミヤマシキミの別名です。

 冬の里山を一度、散策して赤い実を目印に探して下さい。楽しみなものです。

以上