投稿者 若宮 ウラシマソウ さん
シキミ(樒)
多度山麓などに自生。また墓地などにも植えられています。モクレン科の常緑小高木です。
春3~4月頃になると葉の付け根に黄白色の花が開き、よく見ると。花は細い花弁6枚と萼6枚からできています。
全体に香気があり、仏前に供えます。葉と樹皮を乾かしその粉末で線香や抹香を作り、材はいろいろな器具に利用されています。
葉は光沢があり、さわやかな香りを放つが果実は八角状の袋果でアニサチンを含み有毒です。果実が有毒であることから悪しき実(あしきみ)が転じてシキミになったと言われています。別名としてシキビ、ハナノキ、香の木とも呼ばれます。
この木は水なしでも1ヶ月近くまで青々としていて、生花として長持ちする木として珍しがられています。
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