投稿者 若宮 うらしまそう さん
エゴノキ
多度山麓の雑木林等にみられるエゴノキ科の落葉小高木です。 自然樹形は株立ち状になり、初夏になると枝一杯に雪のような白い花が開いた後、実がぶら下がります。その美しさに時には庭木として植えられたりもします。
果皮をなめるとのどを刺激してえぐいあく(エゴサポニンという有毒物質)によってのどがイライラとする。このエゴノキと言う名前もここから名付けられたようです。以前は川上で実をすりつぶして麻痺した魚を風下で捕獲したものでした。今では禁止されています。
ところで、植物の名前の由来については前回(26)に続いて味覚(舌)からくる植物を少しあげてみます。
エゴノキ(えごみ)、スイバ(酸葉)、スノキ(酢木)、スモモ(酢桃)、アマチャ(甘茶)、トウガラシ(唐辛子)、ニガキ(苦木)、ニガナ(苦菜)等があります。
以上