投稿者 若宮 うらしまそう さん
ツリフネソウ(釣船草)
山の谷沿いに群生するツリフネソウ科の1年草です。
茎の高さは50~80㎝、秋風が吹いてくると3㎝ほどの紅紫色の花が細長い柄の先に帆掛け舟のようにぶら下がります。
その後、果実に触ったり、熟すとパチンとはじけて種子を飛ばすことはホウセンカと同様です。この属の名を学名でインパチエンスと言いますが“気短”とか“おこりっぽい”を意味し、さもありなんと言う感じがします。
他には花が葉の下側に隠れるように咲く“ハガクレツリガネ”や黄色の花を咲かせる“キツリフネ”などがあります。
話変わって、植物の名前の由来について植物全体の感じから名づけたものの一例です
○大きくて強そうなことから
(鬼):オニバス、オニアザミ、オニゲシ、オニグルミ、オニヤブソテツ、オニユリ
(大)オオムギ、オオマツヨイグサ、オオカナダモ、オオバギボウシ
(雄):オシダ、オヒシバ
(男):オトコエシ、オトコシダ
(烏)カラスノエンドウ
○小さくて愛らしいことから
(小)コアジサイ、コデマリ、コモウセンゴケ
(雛)ヒナゲシ、ヒナギキョウ
(米粒)コメツブツメクサ
(稚児)チングルマ、チゴユリ
(苔)コケモモ
(姫)ヒメオドリコソウ、ヒメウズ
(雌)メヒシバ、メナモミ
(雀)スズメノテッポウ
2021.8.24 東京パラリンピック開会式の日 記す
以上