投稿者 若宮 うらしまそう さん
フォックスフェイス(角茄子)
ブラジル原産のナス科の独特な形の果実を着けます。日本では1年生の草本です。
草丈は2メートル程にまで成長し、その茎はぎっしりと繊毛で覆われています。 葉は心臓形をして、その葉脈上には鋭いとげが見られます。夏になると紫色の星型の花が咲きます。 その後、果実は黄色の卵形に角状の2~3個の突起ができ、その形が狐の顔に似ていることから「ホックスフェイス」や「キツネナス(狐茄子)」と呼ばれたり、カナリアの黄色い羽根を連想し「カナリアナス」とも呼ばれます。
庭や鉢で栽培するときはチッ素肥料を控えめにし、摘心することがポイントです。またその果実は切り花としてインテリアとして飾ることもできます。
さて、植物の名前の由来について今まで記してきましたが、今回は生育場所の違いから名づけられたものの一例をあげてみます
(山)ヤマブドウ、ヤマユリ (深山)ミヤマキケマン (岳)ダケカンバ
(峰)ミネカエデ (高嶺)タカネナデシコ (雲間)クモマグサ
(谷地)ヤチヤナギ (谷)タニギキョウ (沢)サワオグルマ (畦)アゼオトギリ (溝)ミゾソバ (田)タガラシ (沼)ヌマダイコン (水)ミズバショウ (河原)カワラナデシコ、カワラマツバ (野)ノアザミ、ノカンゾウ (丘)オカトラノオ (浜)ハマヒルガオ、ハマエンドウ (磯)イソギク (岩)イワタバコ (荒地)アレチノギク (日向)ヒナタイノコズチ (日陰)ヒカゲノカズラ
以上