投稿者 若宮 うらしまそう さん
リュウキンカ(立金花)
湿地や水辺に自生するキンポウゲ科の多年草です。
根もとにはえる根生葉は長い葉柄を伸ばし、円形で5~10㎝程の大きさで、その縁には波型の鋸歯があり、厚っぽくて葉面は光沢がみられる。
花茎は直立し高さ15~30㎝。途中に少数の葉がつき、花は2㎝程で鮮やかな黄色の花弁のように見えるのは萼片で5~6枚ある。 このようにキラキラと光っているのはキンポウゲ科の特徴でもある。
語源は「花茎が立っていて金色の花を付ける」ことからです。
リュウキンカの仲間にはコバノリュウキンカやエンコウソウ、エゾノリュウキンカ等の変種があるが、コバノリュウキンカは矮性種でよく栽培されている。エンコウソウ(猿猴草)は茎が横に這うように広がっていく性質がある。またエゾノリュウキンカは高さが50~70㎝と大きく花数も多い。主に北海道に分布している。
さて、植物の名前の由来について 以前(18)から少しずつ例をあげてきましたが、今回は何に類似して名前がついたのかをあげてみます。
○昆虫にたとえて
ムカデラン、アブノメ、ジガバチソウ、ノミノフスマ、マツムシソウ
○軟体動物にたとえて
タコノキ、タコノアシ、エビネ、カニクサ、シャコバサボテン
○魚にたとえて
キンギョソウ、ウナギツカミ、ドジョウツナギ
○両生類・は虫類にたとえて
カエデ、ガマ、ヘビノネコザ、マムシグサ、ハブソウ、ヘビイチゴ
○ほ乳類にたとえて
トラノオシダ、キツネアザミ、サルメンエビネ、ネコノメソウ
以上