【四季折々の花 ⑬】

投稿者  若宮  うらしまそう さん

チューリップのモザイク病

今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため全国的に行われていたチューリップフェスタが中止になったり、多くの人が集まるので密接、密集、密閉の3密を避けるために植えられていた数十万本のチューリップが刈り取られるという悲劇の年になりました。

動物に色々の病気があると同様、チューリップ(植物)にもウイルスによる病気があります。写真のように花びらに濃淡のまだら模様(斑入り)が出来ることからモザイク病と呼ばれています。

カビ性の病気のように空気感染はしませんが、感染した植物の汁液をアブラムシが吸い、次つぎと接触感染をおこします。このウイルスは蛋白質の結晶ですので、使用したハサミなどは火を通します。また堀上後、病株と一緒にしておくと伝染して翌年は株が委縮したりモザイクになりますので焼却します。

新型コロナウイルス緊急事態39県解除の日に

以上