【四季折々の花 ⑮】

投稿者  若宮  うらしまそう さん

ウツボグサ

ウツボグサ

初夏の里山を歩くと土手、あぜ道の草むらの中に高さ10~30㎝程の穂状に付いた鮮やかな紫花がひときわ目に付きます。

シソ科の多年草です。茎は切口が四角形で長卵形の葉が茎に向かい合って付きます。和名は花穂に矢を入れて背負う武具の靫(ウツボ)に見立てた名とか。夏には花穂が黒く枯れるから「夏枯草(かこそう)」と言う別名も持っています。また薬草としても知られています。

花後は基部から走出枝が四方へ広がり、その先端が翌年の苗となります。

 以上