【益世地区伝統行事の案内 4】

立坂神社鳥居

立坂神社例大祭  十月十八日 試楽
         十月十九日 本楽

立坂神社例大祭  
 例大祭は立坂神社最大の祭りで、主神大日霎貴尊(オオヒルメムチノミコト:天照大神)・合祀、七神の御神徳を崇める祭典です。毎年10月に行われ、舞姫・人長の舞が奉せられ稚児行列も行われます。
 立坂神社の例大祭は、明治以前から始まったという説がありますが定かではありません。試楽・本楽には多くの参拝者が訪れ笑顔で例祭を楽しんでおられます。
 例大祭は氏子が住まう25の町を七つのブロックに分け、担当ブロック年番長の指揮の下、準備から式典(10月18日 試楽、19日 本楽)までを執り行います。

例大祭の流れ
 2月頃から例大祭に向けて、年番長を中心にブロック内の自治会長及び祭事議員が神社役員などの指導を受け、9月中旬まで何回も会議を行い、稚児行列の募集ポスター作成、及び舞姫・人長の舞人の人選、並びに奉幣使・稚児行列の詳細を検討・実地確認を行います。
奉告祭の斎行後、浦安の舞(舞姫)、人長の舞の稽古が始まり、本楽の前日まで練習を行い当日に備えます。試楽、本楽に行われる舞を是非ともご覧ください。

試楽(10月18日)
 年番長をはじめ神社関係者で大行燈、本殿参道提灯など例大祭の準備を行います。試楽で浦安の舞、人長の舞を奉納。その後、カラオケ大会・歌謡シヨウ・フラダンス・ビンゴゲーム・福引抽選会で楽しんで頂けます。
特に、福引抽選会は多数の景品があるので期待できます。このほか、屋台も5店ほど出店されます。
 また、神社前では石取りの祭車が太鼓・鉦を打ち鳴らすので、話し声も聞こえないくらい賑やかになります。

本楽(10月19日)
 当日は早朝から稚児の衣装着付け(着付け直し)・化粧などを行い、神職の先導により奉幣使・稚児行列が担当ブロックの町内(お宿)から神社までを練り歩き、沿道では町内の人達が見送ってくれます。稚児と父母・祖父母などが一緒なので大所帯です。
 奉幣使・稚児行列が神社に到着後、奉幣使など関係者は祓戸(はらえど)で修祓(しゅばつ)を受け、祝詞殿(のりとでん)で行われる祭典に臨みます。

 舞姫、人長の舞人は拝殿において伶人(れいじん=雅楽を演奏する人、楽人)の奏楽にあわせて舞を奉納します。その後、奉幣使の祝詞奏上、玉串奉奠が行われます。
夜は18日と同じ催しがありす。

祓戸

※平成28年立坂神社例大祭 年番行事報告書(明正ブロック)記載

(水谷 記)